介護保険と介護施設との関わりについて

介護施設を利用する上で忘れてはいけないのが介護保険です。2000年4月から施行されたこの保険制度によって介護が必要になった人に対して保険適用でさまざまなサービスを受けられるようになっています。
40歳以上になると加入し保険料を支払うことが義務付けられるこの制度、介護保険が適用されるサービスを1割の負担で利用することができます。介護に関わる費用は家計の大きな負担となるだけに重要な制度といえます。

とはいえ、すべての介護施設やサービスにこの介護保険が適用されるわけではありません。介護保険を利用することができるのは介護保健施設と呼ばれるもので、全部で4種類あります。なお、そのうちの「介護療養型医療施設」は2011年度をもって廃止されることとなっており、新たに新設された「介護療養型老人保健施設」への転換が進められています。
なお、介護保険では食費や光熱費など居住にかかわる費用は保険の対象外となっており、自己負担となります。

また、より要介護者の実情に見合った介護サービスの提供を目指し、2006年からは地域密着型サービスの導入も始められました。この制度では在宅介護の家庭に対し夜間に訪問するサービスや、小規模で多彩なサービスを提供する小規模多機能型居宅介護、あるいは認知症の要介護者に対してさまざまなサービスを提供する認知症対応型通所介護などが用意されています。地元居住者のみが利用できるサービスですが、それだけに地域の事情に合わせた内容となっています。
そのほか、有料老人ホームなど介護保険施設ではない介護施設も多数あり、その中からどの施設・サービスを利用するかが重要となってきます。費用の問題はもちろんのこと、どのような種類があり、どれがもっとも相応しいかをしっかり判断することが欠かせないポイントとなるでしょう。